【噂の処方、女神散(にょしんさん)が大ブレイクか?!】
小太郎漢方から女神散(にょしんさん)エキス細粒G「コタロー」が堂々新発売!!
以前から、噂にはなっていましたが、とうとう実現です。
主にご婦人の漢方として、当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、そして、加味逍遙散と3本柱の中に、先般はやはり小太郎が逍遙散(しょうようさん)を発売し、大きな話題を呼びました。
お蔭様で、「逍遙散」は予想以上にご注文を頂いております。
さて今回は、ご婦人の「血の道症」の中でも一番治しにくい、更年期神経症に奏功するといわれる「女神散(にょしんさん)」。
実はこの女神散(にょしんさん)は、今、病院で使用されている医療用漢方製剤の中で、「のぼせとめまいの漢方」として、かなりブレイクし、服用している患者様が全国的に多いと伺いました。
当店の漢方相談で、現在服用中の病院漢方製剤を「今、これ飲んでます」・・ということで、その分包そのものを持参し、ご来店される。(見るに67番です。)
それと、主にご婦人用のイメージある方剤なのですが、女性とほぼ同様に、更年期にさしかかっている男性諸氏にも愛用者が多くいることをあらためて知りました。
【女神散(にょしんさん)とは?】
女神散は、我が国、江戸時代の名医、浅田宗伯(あさだそうはく)先生が婦人の血の道症によく効くことから命名した漢方薬です。
特に、血の道症、更年期障害などによる不快な症状を和らげる処方として著名です。
現代の日本人、更年期にさしかかるミドルエイジの中で、一番多いのは「血の道症」や「日常のストレス」から起因する神経症状と言われています。
のぼせ、めまいなど、頭痛などの病状も、昔と比較してさらに難治かつデリケートになりつつある私たち、日本人。
そのような意味も含め、この女神散(にょしんさん)処方の存在は大きいと私は考えています。
【浅田宗伯(あさだそうはく)先生について】
浅田宗伯(あさだそうはく)
浅田 宗伯(あさだ そうはく)、文化12年5月22日(1815年6月29日)~明治27年(1894年)3月16日)は日本の漢方医、儒学者。
徳川将軍家の典医及び宮内省侍医となり、天璋院による徳川慶喜の助命を求める書状を西郷隆盛に届けた。
医師としてはフランス公使・ロッシュや嘉仁親王(後の大正天皇)の生命の危機を救った事で知られている。
医療や著述のかたわら、明治政府の漢方廃止政策に対抗し、漢方六賢人(宗伯のほか、岡田昌春・清川玄道・桐淵道斎・河内全節・高島祐啓)の筆頭として、漢方保存に尽力した。
維新後には宮内省侍医。■浅田飴の件
信濃国伊那郡出身の書生、堀内伊三郎が宗伯の元で薬飴を製造し、その子伊太郎が浅田飴と命名し販路を開いたことに始まる。(Wiki出典:浅田 宗伯)
【女神散と加味逍遙散(かみしょうようさん)との違い】
女神散・・・愁訴が概ね固定している
加味逍遙散・・・不定愁訴が多く、とりとめもなく変化していくつまり女神散の使用例としては、のぼせやめまいを伴いやすい場合や、不定愁訴ではなく、症状が限定している場合に用いるとされます。
女神散の証
【女神散の証】
■血虚:血流不足・貧血症状
■気滞:抑うつ・不安
■気上衝:のぼせ・イライラ・緊張・不安
体質的にあまり特徴なく、体力は中くらいからやや強い人。(男性もOK)
症状は慢性的かつ頑固。
長期間の不眠傾向があり、頭痛、頭重感、めまい、動悸、のぼせ、腰痛などに悩まされ、精神不安やうつ傾向もある方に良い。
【女神散(にょしんさん)の構成生薬】13味
◎女神散は理気薬、補血薬、清熱薬などで構成されています。
当帰(とうき):補血
川弓(せんきゅう):活血
桂皮(けいひ):上衝を改善
木香(もっこう):諸気を降ろし、鬱を散ずる
丁字(ちょうじ):よく気を巡らす
香附子(こうぶし):気を開く
梹榔子(びんろうじ):胸中の滞気を巡らす
白朮(びゃくじゅつ)、人参(にんじん)、甘草(かんぞう):脾胃を補う
黄連(おうれん):心胸間の邪熱をさます
黄今(おうごん):裏の熱を清解する
大黄(だいおう):清熱及び便通改善
・・・というわけで、当店取り扱いリストにも女神散(にょしんさん)を加えたい・・と私も実店舗の店長としても、日々のお客様とのご相談対応として、かねてから願っていたわけですが、これが、あっさりと実現できて、嬉しいです。
それも素材にこだわる小太郎匙(さじ)クラブからの新発売ですから、製品としても定評ありますし、なんと言っても素材が優秀です。
【女神散エキス細粒G「コタロー」の特徴と価格確認】
(小太郎漢方の製剤へのこだわり)
◎朮(じゅつ)は補気作用が強い白朮(びゃくじゅつ)を使用した。
◎原典に忠実に大黄(だいおう)を配合した。
◎当帰(とうき)、香附子(こうぶし)、黄今(おうごん)、梹榔子(びんろうじ)が多い出典とした。
◎1日エキス量が多い。
◎乳糖不使用のため、乳糖不耐症(にゅうとうふたいしょう)の方にも使用できる。
・・・と、人気上昇中の「逍遙散」に次いで、今回も小太郎さん気合が入っているようです。
そして、販売価格につきましては以下の通りです。
■女神散エキス細粒G「コタロー」90包
税込11,340円
■女神散エキス細粒G「コタロー」500g徳用ボトル
税込25,920円
■詳細情報のご確認は以下をクリック。
■なお、今までの例により、ご購入とご質問につきましては、担当薬剤師 遠藤までご連絡ください。
迅速に対応いたします。→ お電話 0428-25-8682
女神散(にょしんさん)の「まとめ」
【女神散(にょしんさん)処方概要】
女性特有の諸症状に用いられる漢方処方です。
特に、血の道症、産前産後の神経症、更年期障害などによる不快な症状を和らげます。
のぼせやめまいを伴いやすい場合や、不定愁訴ではなく、症状が限定している場合に用いるとされます。
【女神散(にょしんさん)の出典、由来】
女神散は、江戸時代の名医 浅田宗伯先生が婦人の血の道症によく効くことから命名した漢方薬です。
その名前が示している通り、女性特有の諸症状に用いられる漢方薬で、血の道症、産前産後あるいは更年期障害による不快な症状を和らげます。
女性特有の症状によく効くことから、「女神」と名付けられているが、適証であれば男性にも用いられます。
女神散(にょしんさん)エキス細粒G「コタロー」 の概要
女神散エキス細粒G「コタロー」
医薬品区分 一般用医薬品
薬効分類 女神散(安栄湯)
承認販売名
製品名 女神散エキス細粒G「コタロー」
製品名(読み) ニョシンサンエキスサイリュウGコタロー
製品の特徴
女神散は,江戸時代の名医浅田宗伯が婦人の血の道症によく効くことから命名した漢方薬です。
その名前が示している通り,女性特有の諸症状に用いられる漢方薬で,血の道症,産前産後あるいは更年期障害による不快な症状を和らげます。
女神散エキス細粒G「コタロー」は,のぼせ,めまいを伴った産前産後の神経症,更年期障害,生理不順,血の道症といった女性に特有の症状のほか,神経症にも用いられます。
使用上の注意
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
授乳中の人は本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けてください
■相談すること
1.次の人は服用前に医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人,体の弱い人)。
(4)胃腸が弱く下痢しやすい人。
(5)高齢者。
(6)今までに薬などにより発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
(7)次の症状のある人。
むくみ
(8)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
(9)次の医薬品を服用している人。
瀉下薬(下剤)
2.服用後,次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので,直ちに服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
[関係部位:症状]
皮膚:発疹・発赤,かゆみ
消化器:食欲不振,胃部不快感,はげしい腹痛を伴う下痢,腹痛
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称:症状]
偽アルドステロン症:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
ミオパチー:手足のだるさ,しびれ,つっぱり感やこわばりに加えて,脱力感,筋肉痛があらわれ,徐々に強くなる。
肝機能障害:発熱,かゆみ,発疹,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる),褐色尿,全身のだるさ,食欲不振等があらわれる。
3.服用後,次の症状があらわれることがありますので,このような症状の持続または増強が見られた場合には,服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
軟便,下痢
4.1ヵ月位服用しても症状がよくならない場合は服用を中止し,この文書を持って医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
5.長期連用する場合には,医師,薬剤師または登録販売者に相談してください
効能・効果 体力中等度以上で,のぼせとめまいのあるものの次の諸症:産前産後の神経症,更年期障害,月経不順,血の道症,神経症
効能関連注意 血の道症とは,月経,妊娠,出産,産後,更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである。
用法・用量 食前または食間に服用してください。
食間とは……食後2~3時間を指します。
[年齢:1回量:1日服用回数]
大人(15歳以上):1包または2.2g:3回
15歳未満7歳以上:2/3包または1.5g:3回
7歳未満4歳以上:1/2包または1.1g:3回
4歳未満2歳以上:1/3包または0.7g:3回
2歳未満:服用しないでください
(大入り剤に添付のサジは,すり切り一杯で約0.6gです)
用法関連注意 小児に服用させる場合には,保護者の指導監督のもとに服用させてください。
成分分量 3包(6.6g)中
水製エキス 5.2g (トウキ・コウブシ・オウゴン・ビンロウジ各3.2g,センキュウ・ビャクジュツ・ケイヒ各2.4g,ニンジン・カンゾウ各1.2g,オウレン・モッコウ各1.6g,チョウジ0.4g,ダイオウ0.8g)
添加物 含水二酸化ケイ素,ステアリン酸マグネシウム
保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品質が変わることがあります)
(4)水分が付きますと,品質の劣化をまねきますので,誤って水滴を落したり,ぬれた手で触れないでください。
(5)1包を分割した残りを服用する場合には,袋の口を折り返して保管し,2日以内に服用してください。
(分包剤のみ)
(6)湿気などにより薬が変質することがありますので,服用後は,ビンのフタをよくしめてください。
(大入り剤のみ)
(7)使用期限を過ぎた商品は服用しないでください。
(8)ビンの「開封年月日」記入欄に,ビンを開封した日付を記入してください。
(大入り剤のみ)
製造販売会社 小太郎漢方製薬(株)
会社名:小太郎漢方製薬株式会社
住所:〒531-0071 大阪市北区中津2丁目5番23号
販売会社
剤形 散剤
リスク区分等 第2類医薬品
【薬剤師後記】
ここのところ、上記、小太郎匙クラブの中でも、「味麦地黄丸(みばくじおうがん)」のリピート率の高さには当店スタッフらも驚いています。
肺と腎の陰虚を改善する処方として、味麦地黄丸は最適の処方と言われ、腎陰を補う代表処方である「六味丸」に、肺に潤いを与える麦門冬と咳を鎮める五味子を配合した処方なんですね。
これの人気の背景にはもちろん「高齢化社会」という理由も予想していた店主なのですが、これが大いにはずれ、実は、30代~40代の方々のユーザーが激増です。
味麦地黄丸(みばくじおうがん)
テーマは「潤い」ということで、もちろん空咳、乾燥肌にも最適なのですが、実は眼の乾き、疲れ眼、さらに喉の渇きに至極良いとのことでリピートです。
世代がどんどん変わり、世の中が変貌するにつれ、皆様の体質にも微妙な変化を生じているのか、詳細はわかりません。
私も、店頭でお客様を接客して30年近くになりつつありますが、世代の体質の変遷を少しずつ肌で感じております。
なんとなく、置いていかれる妙な心地がいたします。汗
ふと我に返ると、最近の私の運転免許証の更新。。やれやれ。
「次回の更新手続前に高齢者講習等を必ず受講してください。」と、係官から言われ、愕然となっている自身に気づくのです。 余談でした。(苦笑)
小太郎漢方・匙倶楽部シリーズをご希望のお客様へ
※代表電話:0428-25-8682
※平日のみ10時~夕刻5時まで
※電話口で必ず「小太郎の、さじくらぶの問合せ。」とお話ください。
※すぐに担当薬剤師に代わります。
※緊急時薬剤師直通:090-1653-9903
なお、初回お申込みのお客様は、漢方相談の事前に会員登録を必須といたします。(必ず、現在使用中の薬剤、既往歴、アレルギー歴などご記入ください。秘密厳守いたします。)
また、メールアドレスが無いお客様も、お電話で会員登録が可能ですので、お気軽にご相談ください。