金羚感冒錠(きんれいかんぼうじょう)小太郎漢方は、今時のカゼに!
【製品カラーリニューアルによるブランディング】
一般の大衆薬(OTC)にあっては、包装デザインは陳列時にも目立つようにいろいろ工夫しているが、漢方業界においては全くそれはナンセンスであり、要は中味として単色簡易包装が多かったと思う。私も「それで良し。」と認じていた店主の一人である。
ところが近年になり、ユーザー志向の変革や、商品の包装カラーのイメージ。そしてメーカーとしてのブランディングなど、商材アプローチにはどうしても包装デザインの要素も重要事項になってきたと思う。
簡易包装から訴求型の包装へ
例えば当店で販売しているウチダ和漢薬の製品にしても、過去の煎じパック30日シリーズ。あまりにも簡易包装であったため、薄いフタを止めているセロテープが簡単に剥がれるなど、衛生面でも問題ありとして、担当者には何度も苦情を申し上げていた。その声は、どうも私だけではなかったようである。近年やっとのことで「二号方の箱」を転用して、例の商品ステッカーを中央にペタリ貼り、納品されるようになった。苦笑。
少しずつ変化してきた昨今
この業界は一事が万事、このような感じでやってきたが、最近は堅物の「三和生薬」さんまでが、イメージ一新するとして、新しいAシリーズの包装を従来からの「クリーム色」から「ダークブルー調」に変更を開始している。世の中変わった。。
このような状況の中で、製品イメージカラーのリニューアルは、もはや漢方業界では「常識化」されつつあると思った。ちょっとスローペースだけどね。。
開発者としてのプライドと、包装に表現される製品への思い入れ
「小太郎漢方」さんの匙倶楽部シリーズは、発売以来1回だけ包装デザインを変更している。そして、今回は重点品目のみ、濃いグリーンを基調としたグラデーションを用いた高級志向の包装にリニューアルするなど、まさに漢方業界のエポックメーカー的な存在になったと言っても過言ではない。
この金羚感冒錠(きんれいかんぼうじょう)や続いて発売された金羚感冒散(きんれいかんぼうさん)は、過去の「銀翹散・コタロー」という「他社と類似」した製品名ときっぱり決別してまでものパーフェクト・リニューアル。
賛否はあると思うが、結果、良いか悪いかはユーザーが決めることであり、店主の私が一方的に評価をしたところではじまらない。ユーザーとの接点に立つ者として、今後の動向をつぶさに見ていきたいと思うものである。
それにしても、開発者としてのプライドと、包装に表現される製品への思い入れやこだわりは、店側には充分に伝わってくるものである。
●ポイント!
本剤、金羚感冒錠は、熱っぽく、のどが赤くはれて痛み、痰や鼻水が粘り、口が渇く様な風邪の代表的なお薬です。風邪によるのどの痛み、口やのどの渇き、せき、頭痛に使用されます。
当店では過去に八ツ目製薬さんが取り扱っていた「銀翹解毒丸(ぎんぎょうげどくがん)」を仕入れており、かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛等に著効するとして多くのユーザー様がおりました。
近年になり、「散」はウチダ和漢薬の「銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)」を残すのみとなり、あとは販売中止。当方もがっかりしました。
お客様には大変ご不便をおかけしましたが、昨年6月に小太郎漢方匙倶楽部(さじくらぶ)から、前の銀翹解毒丸(ぎんぎょうげどくがん)とほぼ同じ処方内容で発売されております。
ただ、発売された時期が冬の感冒シーズンでは無かったため、7月の湿邪の時期に「のど痛」で時折出ただけに留めました。
そして、お彼岸が過ぎたあたりから急速にここ青梅市内は涼しいというか、朝夕冷え込むようになり、「のど痛」のためのお客様が多く、今度は我が店の金羚感冒錠の在庫が全く無くなり、慌ててセンターへ注文をした次第です。そして新年2017年を迎え、正月にはかなりの需要がありました。そして現在、2月の終盤に至っては多くのご注文を頂いてます。
【本年度2017年度の銀翹(ぎんぎょう)関連製品への対応】
2017年の厳寒期は、
●(錠剤は)錠剤は金羚感冒錠(きんれいかんぼうじょう:小太郎漢方)
●(粉タイプは)エキス細粒剤はウチダの銀翹解毒散(ぎんぎょうげどくさん)
・・で、いきますので、どうぞ宜しくお願いします。
※ところで、以前の銀翹散キス錠N「コタロー」から名称を変更した理由は?:主薬と作用を解りやすくした名称に変更したとのことです。
【小太郎漢方製薬のこだわり】
◎淡豆鼓、淡竹葉、羚羊角は自社(小太郎漢方製薬)で規格を設定し品質を管理している。
◎1日エキス量が多い。
◎飲みやすさを追求した丸みのある小型錠剤。
◎乳糖不使用のため、乳糖不耐症の方にも使用てきる。
※金羚感冒錠 72錠(きんれいかんぽうじょう:小太郎漢方)の服用方法は成人(15歳以上)1回に8錠 1日3回 食前または食間に服用する形ですので、72÷24=3日分の容量となります。
※もう少し容量の多いものはないか?というお問い合わせを頂きますが、申し訳ありません、当該製品は72錠のみとなります。
金羚感冒錠 72錠(きんれいかんぼうじょう:小太郎漢方)の販売価格
※価格は72錠を1個で税込1,944 円です。
※匙倶楽部商品の製品ですので、サイトのショッピングカートからは直接お求めになれません。
遠隔地の方は、郵送販売をいたしますので、当店担当薬剤師までお電話をください。
●郵送販売のご希望の方は、お電話ください。
電話0428-25-8682 お電話口で「きんれいかんぼうじょうの件で」とお話しください。担当薬剤師に替わります。
※メモ用紙とペンをご用意ください。φ(・ェ・o)メモメモ
※1個、2個までは送料にさらに代引き手数料が加算されます。この場合、お支払い方法は銀行振込決済(先払)を推奨します。また、他のメインの漢方などお求めの時に、併せてご購入されると良いかもしれません。(当店では税込5,400円以上が、代引き手数料無料、税込10,000円以上のお買い物で、送料、手数料無料となります。但し、沖縄・離島を除きます)
ご注文個数に関わる送料と代引き手数料の関係
●1個 税込1,944 円+送料(500円。但し沖縄・離島を除く)+代引き手数料(324円)
3個~5個で代引き手数料が無料となります。但し、送料は加算されます。
6個以上で送料、手数料も無料となります。
金羚感冒錠(きんれいかんぼうじょう)までの経緯
市場では過去から「銀翹解毒丸」、「銀翹解毒散」、「銀翹錠」そして「銀翹散(ぎんぎょうさん)」と各メーカーがこぞって発売してきた経緯がありましたが、買う側のお客様、販売する側の当方らも商品名が皆似ているため、やや煩雑であったと思います。
今回のフルモデルチェンジで、小太郎漢方のは、金羚感冒錠(きんれいかんぼうじょう)という名称。正直ホッとしております。
使用生薬の金銀花(きんぎんか)の「金」。羚羊角(れいようかく)の「羚」。合わせて「金羚(きんれい)」。マジ覚えやすいです。グーですね。
・・この話を馴染みのお客様(私の大先輩)にしましたら、「銀翹(ぎんぎょう)」も「金羚(きんれい)」も覚えにくい。と言われてしまいました。汗。
宮大工の元棟梁さん(88歳)・・・要するにぃ~なんだなぁ~「銀」から「金」になったっちゅ~ことだろうがぁ~違うか?
当店に26年間、通いつめ、まさに漢方の哲人。恐れ入りました。
【原典である銀翹散(ぎんぎょうさん)とは?】
呉鞠通(ごきくつう)の温病条弁(うんびょうじょうべん)には「太陰風温、温熱、温疫、冬温の初めて起る悪風寒は、桂皮湯之を主る。
但だ熱し悪寒せずして渇するものは、辛涼平剤、銀翹散、之を主る。」と記載があります。
(上記の説明)
「金羚感冒錠」は、中国の清代の呉鞠通(ごきくつう)によって書かれた「温病条弁(うんびょうじょうべん)」に収載されている 「銀翹散(ぎんぎょうさん)」を基本にしてつくられた漢方薬です。特に、熱感が強く、のどの痛みや口渇を伴うかぜに有効です。
(中医学的解説)
「金羚感冒錠」は辛涼解表、清熱解毒薬を中心とした処方で、「表熱」に対して用いられ、炎症を鎮めて解熱させることにより、風熱の邪を除きます。
「金羚感冒錠」は銀翹散の芦根を羚羊角に変更し、解毒の効果を強化した処方です。
主薬である 辛涼解表・清熱解毒薬の金銀花・連翹が炎症や化膿を鎮め、解熱させます。薄荷、淡豆鼓、荊芥は解表薬として、発汗させて熱を放散する作用と消炎作用により主薬を助けます。
唯一の辛温薬である荊芥は、体表血管を拡張し、解熱と咽痛の緩解に働きます。
また、清熱、生津止渇薬の淡竹葉は、強く消炎し、化膿傾向を抑制し、また、口渇などの乾燥状態を和らげます。
桔梗、牛蒡子、甘草は宣肺利咽薬で化痰、止咳、排膿などの効果を持ち、咽喉の炎症を抑え、痛みや乾燥感を改善します。
(表熱・ひょうねつ とは?)
外感風熱の表証や温病の初期など、風熱の邪による表証をいいます。
ひきはじめの時から炎症症状が明らかなタイプのインフルエンザやかぜなどで見られ、主な症状は急な発熱、強い熱感(悪寒・寒気は無いかあってもわずか)、
無汗または微汗、咳嗽、鼻づまり、黄色の粘性鼻汁、咽喉の腫脹疼痛・発赤、口渇、頭痛、顔面紅潮や目の充血などです。
(温病・うんびょう とは?)
一般には発熱性疾患をさすと考えられており、発病が比較的急で初期に炎症活動が活発で熱感などの症状がみられるものをいいます。
とくに、急性感染症の初期で発熱や熱感が強く悪寒や寒気のあまりないものがあてはまり、かぜやインフルエンザ、呼吸器系炎症の多くが該当するといわれています。
また温病では体内の水分がやや減少している状態にありますので、治療には炎症を抑えて解熱する作用を持ち、発汗促進作用があまり顕著ではない辛涼解表剤を用います。
【風熱のかぜに用いる】
温病の始まりに当たる衛分証(表熱期)に用いる処方です。
【喉の痛みに用いる】
温病では、邪気(熱邪)が口・鼻より侵入し、その入り口である扁桃を侵すため、喉が熱で赤くはれて、ひりひり痛むことが多い。いわゆるノドの痛み。
このような時にタイムリーに効果を発揮します。
【口内炎に用いる】
風熱の邪気により、口腔内が渇き、口内炎、舌炎、口角炎などの初期症状にも使われています。
【発疹に用いる】
麻疹などの熱性の皮膚炎で、全身に赤いブツプツが出て、痒いものが多い。または炎症が強くて、痛むものもあります。
このような時にぜひ使用されてください。
【花粉症に用いる】
花粉症におけるくしゃみ、鼻水、鼻づまりにはいろいろな漢方処方が存在します。
しかし目の痒みにはなかなか奏効せず、困ることがあります。
熱による痒みで、目が充血している場合は、よくステロイド成分の目薬など病院から処方されますが、長期は使用できません。
このような場合には、ぜひおためしください。
金羚感冒錠(きんれいかんぽうじょう:小太郎)ご紹介
■金羚感冒錠(小太郎漢方製薬)72錠(3日分)
税込1,944円
※3日分処方として、コンパクト包装であり。効果、コスト面を含めて極めて合理的です。
※ユーザーのニーズに沿った即効漢方としての位置づけは従来からの銀翹散(ぎんぎょうさん)、過去の市場における銀翹解毒丸の特徴を踏襲しております。
※要は有事に「使える」漢方として、常にご家庭で備蓄できる漢方薬ではないでしょうか。
(作用機序)構成生薬 10味
辛涼解表の薄荷(はっか)、淡豆鼓(たんずし)、牛蒡子(ごぼうし)と、金銀花(きんぎんか)、連翹(れんぎょう)で軽度に発汗すると同時に、消炎・抗菌作用によって炎症を抑制し、解熱させる。
なお、発汗を促進するために辛温解表の荊芥(けいがい)で補助している。
さらに、清熱の金銀花(きんぎんか)、連翹(れんぎょう)、淡竹葉(たんちくよう)、羚羊角(れいようかく)、甘草(かんぞう)で強く消炎し、化膿傾向を抑える。
桔梗(ききょう)は化痰、止咳、排膿に働いて補佐する。
以上の働きにより発汗・消炎して表熱を緩解させる。
【効能・効果】かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛
【用法・用量】
成人(15歳以上)1回に8錠 1日3回 食前または食間に服用
15歳未満7歳以上 1回に4錠 1日3回 食前または食間に服用
7歳未満5歳以上 1回に2錠 1日3回 食前または食間に服用
5歳未満 服用しない
※小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください
【成分・分量】
本剤24錠中
キンギンカ(金銀花)4.26g
レンギョウ(連翹)4.26g
ゴボウシ(牛蒡子)2.136g
カンゾウ(甘草)2.556g
ケイガイ(荊芥)1.704g
キキョウ(桔梗)2.556g
タンズシ(淡豆鼓)2.136g
タンチクヨウ(淡竹葉)1.704g
レイヨウカク(羚羊角)0.132g
ハッカ(薄荷)2.556g
より抽出したエキス 5.92gを含有しています。
添加物としてカルメロースカルシウム、含水二酸化ケイ素、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、アメ粉を含有しています。
【使用上の注意】
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなります)
短期の服用にとどめ、連用はしないでください
相談すること
1.次の人は服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
(1)医師の治療を受けている人
(2)妊婦または妊娠していると思われる人
(3)体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)。
(4)胃腸の弱い人
(5)高齢者
(6)今までに薬などにより発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
(7)次の症状のある人 むくみ
(8)次の診断を受けた人。高血圧、心臓病、腎臓病
2,服用後、次の症状があらわれた場合は副作用の可能性がありますので、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください
皮膚 発疹・発赤、かゆみ
消化器 吐き気、食欲不振、胃部不快感
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
偽アルドステロン症、ミオパチー
手足のだるさ、しびれ、つっぱりやこわぱりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる。
3. 5~6日間服用しても症状がよくならない合は使用を中止し、添付文書を持って医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
【保管および取り扱い上の注意】
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください
(3)他の容器に入れ替えないでください。
(誤用の原因になったり品が変わることがあります)
(4)ぬれた手や湿気を帯びた手で取り扱わないでください。水分は錠剤の色や形が変わる原因になります。
(5)ビンのフタのしめ方が不十分な場合、湿気等の影響で錠剤の品質が変わることがありますので、服用のつどフタをよくしめてください。
(6)ビンの中の詰めものは、フタをあけた後はすててください。
(詰めものは、輸送中に錠剤が破損することを防ぐためのものですので、再使用されると異物の混入や湿気により品質が変わる原因になることがあります)
(7)使用期限を過ぎた商品は服用しないでください。
(8)箱とビンの「開封年月日」記入欄に、ビンを開封した日付を記入してください。
※使用期限を3年と設しておりますが、長期保存試験を継続し、順次使用期限を延長させていただくことがあります。
※医療用医薬品にはない商品です。(病院や診療所では処方されません)
【製造発売元】
小太郎漢方製薬株式会社
大阪府大阪市北区中津2丁目5番23号
【リスク分類】 第2類医品
小太郎漢方・匙倶楽部シリーズをご希望のお客様へ
※代表電話:0428-25-8682
※平日のみ10時~夕刻5時まで
※電話口で必ず「小太郎の、さじくらぶの問合せ。」とお話ください。
※すぐに担当薬剤師に代わります。
※緊急時薬剤師直通:090-1653-9903
なお、初回お申込みのお客様は、漢方相談の事前に会員登録を必須といたします。(必ず、現在使用中の薬剤、既往歴、アレルギー歴などご記入ください。秘密厳守いたします。)
また、メールアドレスが無いお客様も、お電話で会員登録が可能ですので、お気軽にご相談ください。
【薬剤師からのお願い事項】
当、小太郎匙倶楽部シリーズは、数ある漢方製剤の中でも、素材が極めて良質、かつ各製剤は専門性を有し、ご希望の際は薬剤師である私、遠藤か「薬のプロたん」の店長田中とご相談の上、お申込み頂く形となります。
特に初めてのお客様から「なぜネットから購入できないのか?」とのお問い合わせを日々頂きますが、このシリーズは、当店のショッピングカートを駆使した買物システムは使用できません。
例え今回「ネット販売が解禁」であっても、このシリーズだけは特別であって、前述の通りの手順を経てお渡しという形となります。また、当然ですが投薬後のアフターフォローも実施いたします。
電話で価格についての交渉をされる方も多いですが、既に販売価格はサイト上に提示しており、一切ご容赦頂いております。
なお、冷やかし半分、かつ長時間電話をされる方がいらっしゃいますが、後に控えている他のお客様へのご迷惑となりますので、問答無用で断りしております。
自身の慢性的な疾病と向き合い、優良な漢方製剤で真剣にQOLを少しでも改善したいとお考えになるお客様のみ、お渡しできる漢方とご理解ください。
