痔でおなやみの方に・・・座浴のすすめ(プロたん的志向)
痔でおなやみの方に・排便後の入浴・座浴を推奨いたします。
ウォシュレットで、今いち・・と思う方におすすめです。
ウォシュレットは患部を清潔に保つ効果はありますが、お湯も出ますが基本的に保温効果はありません。
入浴・座浴は排便後の痛みを和らげたり、血流を良くすることによって治りを早くする効果がてきめんにあります。
環境の状況で入浴が不可の場合は、自身のお部屋で洗面器に少し熱めのお湯を溜めて、お尻をつけます。
私も以前、何度か経験していますが、極めて原始的方法かも知れません。しかし、これが抜群に効果的でした。
その昔、渓流釣りにハマッておりまして、病院勤務時代からの流れなのですが、医局ドクターらと奥多摩の釣り場スポットへよく繰り出したものです。
なんでも徹底的にやらないと気がすまない性分で、多分その影響もあってか、痔疾、前立腺肥大などの傾向は人並みに有しております。
男の冷え性とも言えます。
<座浴椅子のエピソード1.>
過去の怪我が原因で、しゃがむと膝が痛くなります。
試しに、洗面器を床に置き、どっこいしょ・・と、上からしゃがみ込んだら、案の定、尻餅ついて一面水浸し。。洗面器が割れました。。
これを機会に相棒の輿石くんと二人して、古い木製の椅子を日曜大工で改造し、座浴椅子を製作したことがあります。
ひょっとして、このアイデアが売れたら、二人とも大金持ち・・とか騒ぎながら休日を利用して造ったのを記憶しています。
小生の尻のサイズを実際にメジャーで測り、椅子の座る部分を丸く「電ノコ」でくり抜くのですが、なかなかサイズが合わず、最初は小さく、次第に穴を大きく拡大していきました。
座る台の直下に角型の洗面器を横からスライドさせて格納させる形となります。
従って底板はもう一枚必要となりました。(厚いベニヤ板で固定)
実際に私がズボンを脱いで何度も座り、湯の入った洗面器のどの辺まで肛門部がしっかりと浸ることができるか、湯量調整とあわせての底板の位置固定が微妙でした。
そして、形は非常に悪いのですが、なんとか完成。
早速、日々使用してみました。
これを使用すると最高に気持ちよく・・・仕事中にも調子が悪い時、何度か三階に行き・・5分も使用するとスッキリ。最高ですね。
とにかく、短時間で済む。
<座浴椅子のエピソード2.>
某日、折り悪く、たまたまですが、珍しく書類を取りにきた橋本女史と三階で鉢合わせ。。。
小生の有らぬ姿を発見され、この世の終焉を物語る絶叫を上げられたことがあります。
その甲高い声は遠く一階の事務所を通過し、店舗のお客様にまでP波となって到達し、辺りは騒然となったとか・・・。よくわかりませんが。。汗
その後、半端なく激怒した田中店長から抗議されたのですが、それ以降は自身の部屋で座浴することにしました。
『医療だよ!医療!いりょう。。いちいち騒ぐことでもあるまいに。。!』と、心で叫んではいましたが、それ以上は良識ある60超えの年齢が許しません。
黙してただひたすら実行あるのみです。とにかく意地でも早く治したかったですね。。
ただ、勤務終了後、爺さん1人が部屋に戻って、ズボンだけ脱ぎ、おしりチャポン・・・。侘しいというか、人生無常。。秋の夜長、男の悲哀です。。
あれから、5年を経過していますが、漢方療法、食事療法と併用し、お蔭様で痔は完全治癒しております。
<座浴椅子のエピソード3.>
今では、ポータブルの機能的な座浴器がネットで販売されているようです。
「座浴器」と「ぐぐる」といろいろ出てくる出てくる・・・。
皆、考えることは同じなんですね。
結局、苦心して造り、小生の痔疾治療に一役かったその座浴椅子は不要となりました。
捨てるのも、もったいない気もいたしまして・・。
誰か欲しい人いないかと、スタッフに聞き回ったのですが、「考えたくもない・・」と、より良いお声もなく、残念ながら廃棄処分と相成りました。
まぁ、その件については、どうでも良いのですが、
自身の病気治療には自身ができることから、無理をしない程度に全力を尽くすべきですね。
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