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黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)コタロー84包(14日分)はよくご注文を頂きます。

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薬剤師プロたん

今、猛暑の時期・・と言っても本来オールシーズン処方なのですが、今年は特に今の時期に多く出る処方が「黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)」です。

当店では、小太郎、三和、松浦の三社の黄耆建中湯を取り扱っています。
小太郎の黄耆建中湯は非常に人気があるようです。
黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)コタロー84包(14日分)で、税込4,536円(2015年8月5日現在)はまさに「買い」かも知れませんね。。

梅雨時期に当処方をメルマでご紹介しましたところ、とても多くの方からご注文を頂き、その後、梅雨が開けても人気は衰えるどころか、増加している模様です。

いずれのメーカー製品、各々よくご注文を頂いております。
(商品は全て細粒剤となります。)

【黄耆建中湯 (おうぎけんちゅうとう)】

※本来、オールシーズン処方ですが、傾向的には今の時期によくお問合せ頂きます。

◎衰弱して、とにかく疲れやすく、よく腹痛を訴える方に。

◎消化器の機能低下があり、体力衰えるとすぐに寝込んでしまう方に。

◎年中風邪をひいているかのような倦怠感、すぐ息切れがして、汗かき、特に寝汗が多い。

【黄耆建中湯の由来】

◎気を補って腹部を温め消化器機能を高める小建中湯に、体表の気を増して皮膚のしまりをよくする黄耆を合わせたものです。

◎表と裏の両方の気を補うので虚労(体力低下状態)の方に適しています。

【目標】

◎小建中湯証の腹中急痛(緊張と冷えのために腹が痛む)に、自汗・息切れ・冷え・疲労倦怠感などの気虚の症状がより顕著なもの。

【処方構成】7味

(辛温解表)
桂皮けいひ
生姜しょうきょう

(補血・鎮痙)
芍薬しゃくやく

(補気)

甘草かんぞう
大棗たいそう
膠飴こうい

(固表・利水)

黄耆おうぎ

 

 

【鑑別】処方の違い・比較

■黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
体力が衰弱して、疲れやすく、腹部が緊張と冷えのために痛み、汗をかきやすい。

■桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)
虚弱体質で肌のしまりが悪く、ジメジメした寝汗をよくかく。
消化器症状は目立たない。

■玉屏風散(ぎょくへいふうさん)
虚弱体質で、免疫力が低下しているので、風邪をひきやすく、汗をかきやすい。
消化器症状は目立たない。

■補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲れやすくて、手足がだるく、食欲がない。術後の体力増強にも。

■防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
汗をかきやすく、下半身に水が溜まり、重だるく、むくみやすい。
消化器症状は目立たない。

◎よく、ご質問をお受けする処方で桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)との違いをお客様から聞かれます。

消耗し、汗かき、寝汗などをかくまでは桂枝加黄耆湯なのですが、これにあせもなど皮膚症状の悪化や、消化器症状を伴うようでしたら、黄耆建中湯がよろしいかと思います。

ぜひご検討ください。

【黄耆建中湯の各メーカー価格は?】

 

【当店取り扱いの黄耆建中湯】

三和の黄耆建中湯 エキス細粒

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小太郎の黄耆建中湯 エキス細粒

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松浦の黄耆建中湯 エキス細粒

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