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夏の胃腸疲れに、9月は柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)で行きます!

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柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)に徹底こだわる!

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夏の胃腸疲れを克服。柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)で9月はいきます!
価格については、市場調査を重ねて参り、特に本日は煎じ薬「柴胡桂枝湯」につき、競合店調査を終了いたしました。(2016年9月)
お客様にご納得のいく価格、ということで、煎じ薬の価格帯も一部修正させて頂いております。
つまり素材と質にこだわり、最終的には特売価格にもこだわりました。

【柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)とは】

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)という方剤についてのご説明はいまさら・・と言われるかもしれませんが・・。
皆様もよくご承知の模様で、巷のドラッグストアでも当処方だけはこの時期になると小箱で多くの陳列がなされ、 「風邪の後期の症状に・・」とのキャッチコピーで販売されております。

裏書の効能・効果も「多くは腹痛を伴う胃腸炎,微熱・寒気・頭痛・はきけなどのある感冒,風邪の後期の症状」

当店では、よく胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胆石、肝炎など上部消化器系の疾病傾向ある方に、証が適合すれば推奨している処方なのですが、
最近は「でも、それって確か風邪薬で販売されていますよね。。」と反論される患者さんもちらほらと。(笑)

メーカーさんの販売促進で、ここ近年はご家庭お茶の間でも各メーカーが発売している「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」が すっかりとお馴染みになり、漢方専門店の店主としては嬉しいのですが、ただ、単なる風邪の後期だけではなく、むしろ消化器系や神経系にも 広範囲に応用のきく漢方処方であることを付記したいと思います。

「小柴胡湯(しょうさいことう)」と「桂枝湯(けいしとう)」を半量ずつ合方したものといえます。(小柴胡湯合桂枝湯)

で、・・・私なりに「柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)」の方剤としての応用をまとめてみました。

まず総合的に・・
風邪、急性胃腸炎、胃炎、ストレス性胃炎、眼精疲労、慢性肝炎、肩こり、腰痛、過敏性腸症候群など

さらに・・
風邪の場合:かぜをひいて数日たった後に、微熱、発汗、悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振、吐き気がある。咽喉痛、鼻づまり、軽い咳や痰を伴うこともある場合に用いる。

風邪以外の場合:胃痛、腹痛、頭痛などがあり、脇腹の腹筋がはっている。精神的緊張やストレスで悪化する傾向がある場合に用いる。

【柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)の構成生薬】9味

柴胡(さいこ):セリ科のミシマサイコの根
主として、心窩部より季肋部にかけて膨満感を訴え、抵抗・圧痛の認められる症状を治す。
また、悪寒と熱が交互に起こる熱型、腹痛、みぞおちがつかえて硬く緊張しているものを治す。

半夏(はんげ):サトイモ科のカラスビシャクのコルク層を除いた塊茎
主として水分の停滞、代謝障害、嘔吐を治す。
また、胸痛、下から胸腹部につき上げるように膨満するもの、咽喉部の痛み、咳、動悸、腹がゴロゴロ鳴るものを治す。

黄今(おうごん):シソ科のコガネバナの周皮を除いた根
消炎、解熱薬として、黄疸、呼吸器感染症、胃炎、腸炎などに応用する。

生姜(しょうきょう):ショウガ科のショウガの根茎
主として吐き気がしてムカムカするものを治す。

桂皮(けいひ):クスノキ科のトンキンニッケイやその他同属植物の樹皮を乾燥したもの。
※中国南部、ベトナムなどに産する。
※神農本草経 上品に「キンケイ」「牡桂」で収載。
芳香健胃薬として多くは他薬と配合して用いる。
発汗、解熱、鎮痛の効を期待し、上逆、頭痛、疼痛などを伴う諸症に方剤として用いる。

芍薬(しゃくやく):ボタン科のシャクヤクの根
鎮痛作用をはじめ、抗炎症作用、平滑筋弛緩作用があげられ、筋肉のこりなどに効果がある。

大棗(たいそう):クロウメモドキ科のナツメの果実
鎮静、緩和、強壮の目的で、各種の急迫症状や胸腹痛を治療する薬方に配合される。

人参(にんじん):ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたもの
調製法により、白参、生干人参、御種人参、紅参などがある。
大脳皮質の刺激により血圧降下や呼吸促進、インシュリン作用の増強、赤血球数・ヘモグロビン増加などの作用が認められている。

甘草(かんぞう):マメ科カンゾウ属植物の根や根茎を乾燥したもの。
鎮痛や抗炎症作用、抗アレルギー作用のあることが見い出されている。
主として急迫症状を治す。したがって,腹部の拘攣,疼痛などの急迫症状を治す。

【柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)の原典】

「柴胡桂枝湯」は、漢方の古典といわれる中国の古典医学書「傷寒論(しょうかんろん)」「金匱要略(きんきようりゃく)」に
収載されている薬方で、「小柴胡湯(しょうさいことう)」と「桂枝湯(けいしとう)」を半量ずつ合方したものといえます。(小柴胡湯合桂枝湯)

※半表半裏・温裏去寒・生津止汗・疏肝解欝

胸脇苦満、往来寒熱、口苦い(半表半裏)を解熱、消炎します。
悪寒、発熱、頭痛(太陽病)を発表します。
辛涼解表や辛温解表が配合されているため、発熱、咽痛など温病にも適応できます。

【柴胡桂枝湯の製品のご紹介】

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まず筆頭はウチダ和漢薬製品の煎じパック(30日分・30袋)が絶対おすすめ!
忙しい時にはもちろんエキス細粒剤の分包品が便利で正解なのですが、
やはり、当処方だけは煎じ薬が一番濃く、推奨しております。

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商品名は、柴胡桂枝湯と記載されず、「半裏回陽」と記載。
実はこれ柴胡桂枝湯の漢方処方そのものなんですね。超人気で激安!です。

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以上の3商品が当店の売れ筋の柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)です。

【桂枝と桂皮(肉桂)???】余談

桂枝湯(けいしとう)や柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)など、
日本の漢方製薬メーカーでは、より温補腎陽(温裏)に優れる桂皮(肉桂)を用いて製剤化しているのが現状のようです。

桂枝(けいし)はクスノキ科ケイの若枝を乾燥したものであり、対するにケイの樹皮を乾燥したものを桂皮(けいひ)といい、 日本の漢方では代用していることが多いと思われます。

本来であれば桂枝湯、柴胡桂枝湯、桂枝加芍薬湯、桂枝茯苓丸など原典で「桂枝」と付く処方には 文字通り、発汗解表作用を旨とする桂枝(去皮)を用いるのが原典通りと言えましょう。

但し、我が国の日本薬局方には桂皮(けいひ)しか収載されず、桂枝(けいし)は載ってはおりません。
例えばウチダ和漢薬さんの桂皮・刻シリーズは医薬品(日局)であり、桂枝・刻は食品の取り扱いとなります。
生薬(医薬品)単品500gとしての人気はやはり高額なベトナム産の桂皮(けいひ)に集中しているとのメーカー談?

一方、中国産の薬草で、桂枝・刻を仕入れておりますが、単品500gは当店では全く売れず、 小生が個人的に購入して自作の安眠枕の素材と化しております。(もちろん非売品) 私の石頭を載せた感触と安眠を誘うような香りがなかなか良いですね。(苦笑)


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